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健康経営

老舗100年企業と最先端健康経営

森平舞台機構株式会社

100年企業

クライアントに対しては守秘義務がありますので、本来クライアント企業をオープンにすることもありませんし、有名企業がクライアントであることを理由に仕事をもらおうとは思いません。

こちらは2016年の10月からおつきあいしており、まだ2年も経っていないのですが、世界中で最も優れた健康経営を提供すると自負する心陽のサービスをしっかりと受けて下さっている企業であり、それをオープンにしてもかまわないとおっしゃって下さっているので、こちらで取り上げます。

とはいっても、森平舞台機構株式会社に問い合わせが殺到してしまっては非常に困りますので、このコラムになにかご意見やご質問のある方は弊社 kenko@shinyo.pro にご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。

協会けんぽ健康企業 『金の認定』第一号

顧問となって最初に行なったのが、協会けんぽへの健康企業宣言でした。
協会けんぽ東京支部だけでなく、多くの健保が現在、健康企業の取り組みを行なっていますので、ご覧になった経営者はすぐに実行してください。
健康企業ファックス一枚送るだけで費用は無料、健保の公式ホームページに御社が健康経営に取り組む企業として掲載されます。就任当日にこのファクス送付を行なってもらいました。
宣言するだけで賞状のように立派な宣言書が送られてきますので、社員の意識はどんどん高まります。

健康企業宣言をするだけでも充分素晴らしいのですが、なんとこの企業は第一ステップである銀の認定をわずか数ヶ月で受けた後、全国の事業所がなしえていない、金の認定を地上で最初に受けるところまで成長します。
創業112年の森平舞台機構株式会社に続いて金の認定を受けた株式会社浅野製版所は創業81年です。以前から弊社では老舗企業と健康経営の相性の良さには注目してきたのです。

最初にファックスを送る知恵を授けたのは弊社ですが、その後、ステップを重ねて金の認定を獲得したのは、非医療者である担当従業員たちです。

彼らはその後、さまざまな賞や地域の政策に手を上げて、どんどん社会に対する貢献を果たしています。

当然ですが、彼らに医療的な知識が増えたわけでは一切ありません。企業が健康経営を行なう上で医学や医療の理解は一切不要です。制度や法令はどこを調べればいいか、誰に訊けばいいかがわかっていれば済むことですし、社内のリソースをどう活かすかについては法令や医学に詳しい外部の専門家より、同僚の彼らが一番よく知っているのですから。
そのシンプルな事実に気付いてしまえば、そして簡単なタイトルで会社のイメージやリクルート効果、そして従業員のモチベーションやロイヤリティが向上することがわかれば、あとは頭でっかちな医師や士業なんてヒョイヒョイと跳び越して、彼らはしっかり行動してしまうのです。

健康経営優良法人顕彰事業

経産省が行なう、健康経営優良法人顕彰事業にもわずか2ヶ月の期間で応募、中小企業部門がはじまった2017年2月にこれもつまりは世界ではじめて、全国95社、東京都では7社のうちの1社として堂々の認定を果たしました。

健康経営 生産性健康経営のサムネイル画像

今年も危なげなく連続受賞し、上記健康企業の協会けんぽや健康経営の経産省から各企業への説明会で講師を頼まれる立場になっています。

そのほか、がんと就業の両立において都から表彰されたり、多くの取材を受けたり、わずか2年足らずで、社内の誰一人「健康経営」という言葉を知らないところから、全社員が自社を「健康経営に取り組んでいる企業」と胸を張って宣言できるようになってきました。

行動経済学が明らかにした行動と理由の関係

そして、実は最近、「健康経営ってなんなの?」的な社員からの興味の声が上がりだしています。やはり出先でお客様との会話に、名刺のマークが話題になることも多いようで、これまでは「バックオフィスの人々、経営管理部の人々がやっていること」だったものが、じわじわと自分事として感じられてきたようです。

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先日のコラムでも「『なぜこの井戸の水を飲まないほうがいいのか』を説明して納得させる、なんていう方法を好む経営者が多いのですが、そんなことをくだくだやっている暇があれば、まさに経営者主導のポピュレーションアプローチとして、ハンドルを壊すような健康経営を実践してほしいものです。」とお伝えしたとおり、これまで30年間、行動経済学の専門家がしっかりと学問的に検証してきたように、行動の理由はまったくのあとづけです。

これの意味するところは、あとづけだから理由に意味がないのではなく、理由はあとからいかようにも修飾できるということです。コラムでは以前、企業理念と健康プログラムを結びつける試みを紹介しました

今や日本の健康経営を牽引するカリスマ健康経営企業の森平舞台機構株式会社ですが、実は就任時は、法律で決まっていることもいないことも含め、何か前例のないことを提案する度に「それでは暴動が起こります」「社員に納得させる自信がありません」などと、健康経営上最大の無駄であり最悪の不健康と弊社が主張する「やらない理由」を並べて抵抗することがありました。
それが今ではやらない理由どころか、「やる理由」さえすっとばして「まず行う」が自然に徹底されています。

ストレスチェック集団分析結果の全社員配布

「やらない理由」の抵抗がいくらかあったとはいえ、誰も健康経営を知らなかったというスタート地点は真の健康経営を根付かせていく環境としては最高でした。多くの企業がはまってしまっている間違いだらけの健康経営による先入観が一切ないので、もちろんどの企業とも同じように、慣例を変える際の抵抗はあるものの、それは健康経営の導入への抵抗であって、少なくともハーバード流心陽式健康経営への抵抗ではなかったので、まだ日本のどの企業も実践できていない高度なレベルの改革をバシバシ行なうことができました。

ストレスチェック 健康経営ちょうどストレスチェック導入年で期限が翌11月に迫っていましたので、タイミング的に最初に行なったのがストレスチェックの実施、全員インフルエンザワクチン接種、全員面談の開始です。

ストレスチェックを行なう意義はまずコンプライアンスに定め、法令違反をしている企業で働きたい従業員はいないので、「ストレスチェックとは何か」という説明は不要、チェックするだけでリテラシーの向上につながってメンタルヘルス不全予防になると国は主張するが学術的な根拠はなく、予防エビデンスのある介入に繋げたいなら集団分析による環境改善と個別面談が必要、10%の高ストレス者をハイリスク者として選別してもハイリスクの中から手を上げて面談を希望するのは全体の1%未満であり、90%の非高ストレス者にメンタルヘルス不全予防が不要なわけもないので、全員を面談しよう、そもそも予防効果は学術的には測定できないものだからこそ集団免疫というセルフケアが社会的行為だという自覚を根付かせましょう・・・・・・・みたいな、世の中の誰でも一瞬では理解できないようなことをだだ~~~~~~~っとまくしたてて、やらなきゃいけない感を出して押し込むという手法でしたが、根が素直な従業員達なので、ストレスチェックもインフルエンザワクチンも初年度から100%を達成しました。


インフルエンザ ストレスチェック信じられないことが起きたのは2年目のストレスチェックのあとでした。

1年目同様、詳細な集団分析を行ない、各部署の傾向と対策をレポートにしました。

1会社組織や従業員のキャラクターについても知識があり、解析の方法論についても学ぶところがあった分、分析も考察も初年度よりよいレポートができたと自負しています。

「やらない理由」と同様にあまりつかいものにならない、「なぜできなかったのか」の部分については全く触れず、「できているのはどの部署か」、「昨年できていなかったのにできるようになったのはどの部署か」、「できる部署の特徴は何か」、「会社が他の企業より優れている点はどこか」などに的を絞りました。

儲かるストレスチェック

当然個人が特定できるような記述はありませんが、ストレスチェックのたった57問の解析でも、こんなに企業の成長が確認できることに、良法だとは決して思っていないながら、感心してしまいました。

レポートは担当者に渡して、事業主と経営陣でシェアした上、選択肢の中からどの介入を実行するか検討してくださいと伝えただけだったのですが、その少し後で、ある従業員が私を見つけて走って近づいてきました。

「先生、あのストレスチェックのレポート、どうもありがとう。うちの妻は会社でなにやってるの? ちゃんと仕事できてるの? なんていつも言うんで、あのレポートを見せて、こんなに頑張ってる、こんなに評価されてるって証明したら、すごく喜んでくれたんですよ!」

なに~~~~???eye っと、心底ビックリしました。

この世に優良企業は数あれど、個人は一切特定できないとはいえ、ストレスチェックの集団分析を全社員に配る企業は森平舞台機構株式会社だけだと思います。
当然ですが私は指示していません。
世の中には健康経営を謳っていても、集団分析とは名ばかりな、単純に部門間の高ストレス者割合や平均得点だけを見て、その結果を経営陣が独占し、ネガティブな管理職人事などに用いている企業がほとんどで、その他多くの企業はそれどころか、集団分析すらしていないというのに、集団分析を全員に公開って!!!

すごいのは自分たちが銘柄大企業でもやっていないすごいことをどんどん実践しちゃっていることに全く気付いていないことです。

伝統と革新

100年企業

日本一の素晴らしい企業に勤めている従業員が、会社のファンとしてこれからも輝き続け、社会を支えてくれること、そしてこれからも変わらずほんの少しだけ、お手伝いをさせていただけることを期待しています。

一方で、弊社のサポートなんて全く不要になって卒業する日が一日ずつ近づいていると実感することもこの上ない悦びです。

ご興味を持っていただけたようでしたら、以下の動画もご参考にして下さい。

東京カイシャハッケン伝

賢者の選択

 

 

 

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