ホーム>心陽コラム>健康ニュース・最新研究>書籍>やりがいから考える自分らしい働き方
書籍

やりがいから考える自分らしい働き方

あなたは今、日々の仕事にやりがいを感じていますか。

毎日会社に行くのは、楽しいですか。

ワクワクしながら、働けていますか。

(p.2)

この質問にすべて「はい」で答える人には必要のない本だとはじまるのですが、確かに私がすべて「はい」なせいか、全体的にピンとこない不思議な書籍でした。

以前、なにかの会で幸運にも講演を聴いたことがあり、華奢な矢島さんのやり手ッぷりに驚いた記憶があります。

若者から絶大な支持を得る若手経営者として、ちょうどForbesに載っていて、「近江商人の三方よし」は私のキャッチフレーズでもあるので、ご著書を読んでみました。誌面では、12年後には引退すると書かれており、12年後の矢島さんより年上でまだまだあがく私の姿は、矢島さん世代の若者には見苦しく映るのだろうかと思う反面、小学生時代、私よりずっと早くから医師を目指しながらアナウンサーの道を選んだ友人が、同じ年でこれから医師を目指すという報道になんとなく共感してしまいました。あがきがちな世代なのかもしれませんが、悪あがきという言葉があるくらいだから、きっと、反対のよいあがきもたくさんあることでしょう。

 

会社の利益を最大化させるために最適化された、仕事のあり方。

だから働く目的が見えにくい。

見えにくいから、がんばりにくい。

(p.17)

「21世紀の仮面を被った、20世紀の社会の思考構造」

つまり、「人間のほうが、社会や会社に合わせなければならない」という思考構造

(p.21)

なにが不思議なのかというと、まるで人間(個人)と会社(社会)が別々の事象として描かれている雰囲気なのだと思います。

細胞と内臓が連続して、個人と社会が連続して、国家と地球が連続しているのが私のイメージなのですが、矢島さんの中では個人の働く目的と会社の利益が独立していて、それでいて同じ「三方よし」につながるところが、面白いような不思議なようなおかしな気分です。ちょうど同時にOccupational and Environmental Healthという教科書を読み直していて、そこには当然のようにHealthとMoraleとProductivityが三位一体となって向上すると書いてあったので、なんなのでしょう、新感覚グロスマンモデル的な雰囲気なのでしょうか?

いやいや、そう難しく考えることではなくて、きっと多くの生きるや働くの中に、「もやもや」があって、それを一緒に許していきましょうという内容なのだな~と最後まで読んで、なんとなく思いました。

社会的職業と自分的職業や信用と信頼などは納得のいくところも多かったのですが、やはり私としては社会と自分のつながりを強調したいな~と思いました。

今の会社に納得のいっていない人が、この本で和えるのすばらしさに触れて、和えるに転職できれば一番、素晴らしいと思うのですが、冒頭の「やりがいをもっていきいき働いている人が羨ましい」人は、いっそう羨ましくなるのではないか?と考えるのを、おそらく文中のバブル後世代の人々は老婆心と呼ぶのでしょう。

2018929171612.jpg

 

 

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.shinyo.pro/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/285

ページ上部へ